花粉症対策は万全ですか?
花粉症(アレルギー性鼻炎)は、スギなどの花粉を吸いこむことにより生じるアレルギー疾患です。鼻水、鼻つまりやくしゃみ、目のかゆみなど、繰り返す症状は安静では治らず不快なものです。治療薬を早期に使用することにより,発症と症状をおさえることができます。また気管支ぜんそくや他のアレルギー疾患も生じにくくなることが知られています。
治療法には
@点鼻薬 炎症をおさえるステロイドの点鼻
A点眼薬 抗アレルギー薬(パタノール点眼液)やステロイドの点眼
B内服薬 抗アレルギー薬の内服、ステロイド剤の内服。
等があり、症状、重症度に応じて併用、増量します。
今年は 埼玉県北部は、花粉の飛散は多い状況です。今後、気温が上昇し、スギ花粉の飛散量が増量すると、花粉症を発症する方が増えていくことが予想されます。
注意 注射による花粉症治療について。
以前は、強いステロイドの注射によって、症状を強く抑え込む治療法を行っている医院がありましたが、ステロイドの副作用を無視した不適切な治療法として問題となり、注射薬は使用されなくなりました。